釣りダネ

釣りの特ダネ「釣りダネ」を紹介します。

シーバスの釣り方(基本編)Vol.1

こんにちは釣りダネです。

最近シーバス釣りをやっているのですが、なかなか釣れないということをよく聞きます。

何も分からない状態からシーバスを釣るまでには時間が掛かるかもしれませんが、コツを掴めば安定して釣ることが出来るのがシーバスの良いところです。

今回はシーバス初心者が安定して釣れるようになるまでに必要だと思っている事を書きたいと思います。

 

 

1.釣れる場所と釣れるタイミング

シーバスはほとんどの場合定番の場所、定番の時間、定番の潮周りが存在します。 場所とタイミングを押さえることが出来れば実はそこまで難しい魚ではありません。

 

ルアーの種類やタックルの性能は2の次です。

 

魚が居ない所に投げても絶対に釣ることは出来ません。

初心者の釣り人は釣り場には満遍なく魚が居る様な気持ちで釣りをしがちですが河川などの食物連鎖の頂点に立つ個体数が多いわけではないシーバスの場合はそんなことはありえません。

 

場所とタイミングで1つにまとめているのにも理由があります。

 

場所が良くても時間が合って居なければ釣れませんし、時間が合っていても場所が良くなければ釣れないためです。


例を挙げると私がよく行く川のある橋では最干潮の30分前後でよく釣れ、
一つ下の橋では上げの夜10時までよく釣れます。

 

10時までしか釣れないのは橋の側面に点いている照明が消える為です。

 

特に流れの速い川や干満差が激しい川では釣れる時間は短くなりますのでタイミングを誤ると、この川やこのポイントは釣れないと間違った判断をすることになりかねないので注意してください。(逆に分かってくると短時間で釣れるので楽に釣りが出来るようになります)

 

シーバスが全然釣れない、難しいと感じている方はこの点を意識しないとなかなか安定して釣れるようにはなりませんので一番意識してもらいたいです。

 

特にシーバスという魚はなんとなく泳いでる時に餌が目の前を通ったからなんとなく食べるということはほとんどしないと思ってます。

 

餌を食べる場合は必ず狩猟場に定位し、そこに流れてきたベイトを食べようとします。(高活性時は別)

 

ですので、もしあなたが新しい場所を開拓してそこでたまたま釣れた場合、それはたまたまではなく必ずと言っていいほどその場所の時合であり、釣れるポイントである可能性が高いです。

 

釣れたら出来るだけ釣れた時期、時間、空の明るさ、潮位、水面のざわつき方、風向き、潮流の速さなどを覚えて下さい。

 

同じタイミングに行けば同じように釣れる可能性が高いです。

 

更に自分の中で釣れるタイミングの異なる場所を季節毎に複数持っておけば全くアタリが無いなんて日は大雨で濁流になったりシーズンが終わったりしない限りは無くなるでしょう。

 

場所が全く見当がつかないという人はひとまず河口に通ってみることをおすすめします。基本的にシーバスは汽水域を好む魚ですので通年安定して魚を釣る事が出来ます。

 

 

2.飛距離を出す

1にも関わってくるのですが場所とタイミングが合っていてもよく釣れるポイントはその場所一帯が釣れるわけでは無く大体ピンスポットになります。

 

なぜならシーバスという魚は頻繁に餌を追い回さないからです。

 

自分の狩場でじっとしていて、自分に近づいて来た時にやっと動き始めるというような事が多いです。どれだけルアーにアピール力があってシーバスがルアーの存在に気づいていても10数mも離れていれば無理に近づこうとはしません。

 

つまりルアーをシーバスの狩場に近づける事が出来なければ全く釣れないという事がおきます。

 

例えば橋の橋脚を狙う場合でも岸から1つ目の橋脚を狙う場合も有れば川中央に近い2つ目の橋脚を狙う場合などがあることでしょう。

 

一本目の橋脚の照明が消えていて2本目からしかついてない場合には2つめの橋脚に付くシーバスの密度が上がります。

 

このような状況でルアーが2本目の橋脚に届かない場合は届けば爆釣するのにも関わらず全然釣れないという判断を下しかねません。

 

その様な間違った判断をしない為にも飛距離の出るルアーを必ず持っておきましょう。

 

糸を細くするのも良いですがやりとりに自信が無い場合はPEの1号位までにしておいた方が良いです。

 

バイブレーション、フローティングミノー、シンキングペンシルで飛ぶなと思うルアーを下に載せておきます。

 

 

シマノ エクスセンス サルベージソリッドソリッド

サイズ一覧

モデル名 サイズ 重量 フックサイズ
60ES 60mm 12g #10
70ES 70mm 20g #6
85ES 85mm 26g #5
 

シマノ エクスセンス レスポンダー

サイズ一覧

ジャンプライズ ぶっ飛び君

サイズ一覧

モデル名 サイズ 重量 タイプ フックサイズ
ライト95SS 95mm 15g シンキング ST46 #4
ミディアム95SS 95mm 21g シンキング 推奨 #4
95S 95mm 27g シンキング ST46 #4
 

 

 

3.固定観念を持たない

1と2が出来るようになると釣果という結果に後押しされて、大抵の人はウェイトのある飛距離重視のルアーを好んで使う様になります。(特に大型河川の釣り人)

 

ウェイトのあるルアーはボディも大きく引き抵抗も大きくなる為ほとんどの人がただ巻きしかしなくなってしまいます。

 

さらに沈下速度も速いのでリーリングスピードの速いただ巻きばかりしがちです。

 

釣れている時はこれで良いのですが釣れない時に柔軟性が無くなってしまうので近距離専用のとっておきのルアーを持ったり、スローに巻く事をおすすめします。

 

特に80センチ以上の大型のシーバスは意外と小さな餌を食べます。

 

そして逃げる餌をむやみやたらに追いかけません。

 

自分にゆっくり近づいてくる小魚にのっそりと近づきながら静かに食べます。

 

橋の上からシーバスの動きを観察してみてください。

 

元気良くベイトを追いかけているシーバスはそんなに大きくないという事が分かるはずです。

 

ですので形状が大きくて、さらに速く巻かなければいけない飛距離重視の重いバイブレーションなどは不利な状況が存在するのです。

 

全くアタリが無い場合や小さいのは釣れてもランカーが釣れない場合は過去のルアー選択やアクションに捕らわれず反対のルアー選択、アクションも試してください。

 

ラパラの名作ルアーであるカウントダウンは飛距離は全く出ないけど釣れるルアーの典型的な例ですね。

 

日本製ルアーの様に重心移動は搭載されていないし、リップはボディサイズと比べて大きめのリップが真下に突き出ているので空気抵抗がかなり大きい為です。 

 

しかし、バルサボディを採用して浮力が高く、さらに腹部に重りを配置することで左右に傾いてもすぐに姿勢が戻ろうとする特性を持っているので、シンキングのミノーであるにも関わらずタイトで他のプラスチック製ミノーでは絶対出せないキレのある細やかでハイピッチなアクションを実現しています。

近距離専用に必ずボックスに一つは入れています。

 

カウントダウンの定番の7cmタイプと9cmタイプで悩むかと思いますが7cmは食わせ用、9cmは7cmよりも少し飛距離が出るので広範囲を探ることが出来ます。

 

ラパラ カウントダウン

サイズ一覧

モデル名 サイズ 重量 フックサイズ 潜行深度
CD1 2.5cm 2.7g #12(x1) 0.3-0.9m
CD3 3cm 4g #12(x2) 0.6-0.9m
CD5 5cm 5g #10(x2) 0.9-1.8m
CD7 7cm 8g #7(x2) 1.5-2.4m
CD9 9cm 12g #5(x2) 2.1-3.0m
CD11 11cm 16g #3(x2) 2.7-3.9m

 

 

 

他にも満潮から干潮への下げが良いと一般的に言われますが、それは半分正解で半分外れで1にも書いたように場所によります。

 

流れの速い川ですとシーバスも一か所に定位しにくくなるのか上げ潮が良い場所、タイミングがありますし、流れの緩い川だとある程度流れが利いて小魚が流れて来やすくなる下げ潮が良い場所、タイミングもあります。

 

こればっかりは一般的なセオリーを鵜呑みにしないで自分で試しに行くしかありません。

 

4.流れの変化を感じる

シーバスが釣れるポイントの代表といえば明暗部と流れ(の変化)がある場所です。

 

明暗部は誰でも分かりやすいポイントなので攻めやすいのですが逆に誰でも攻められる為プレッシャーが高くなります。

 

また初心者の方も魚のイメージが湧きやすい為明暗部の釣りから抜けられない事が多々あるようです。

 

そこでさらにもうひとつ覚えておかなければならないのが流心や流れのヨレを釣る方法です。

 

この釣りを覚える為にはハンドルから伝わる巻きの重さの変化を感じる事が重要となります。

 

初心者の方でも重さを感じやすくする方法は

 

・ゆっくり巻いても巻き抵抗の重いルアーを使う
・ギア比の高いリールを使う
・長いロッドを立てて使う

 

などです。

 

長いロッドを立てて使うと、てこの原理で流れが強いところは腕がしんどくなるので簡単に分かると思います。