ダイビングペンシルを作ろう!準備編
みなさんこんにちは。
ルアーフィッシングをしている人ならば自分の作ったルアーで大きな魚を釣ってみたいと思った事が一度くらいはあるかもしれません。
ですがいざ作ろうと思っても
・必要な工具が分からない
・自分が作ったルアーが動くか分からない
・動いたとしてもさらに自分の作ったルアーで釣れるのか信用できない
・色を塗るのがめんどくさそう
など色々分からないことや不安な事が多すぎてルアーを作る為の一歩が踏み出せないという人がいらっしゃるかもしれません。
ですので作り方が分からないという人の為に完成度はだいぶ低いかもしれませんが私が作っているルアーの作り方を紹介していきたいと思います。
ちなみに今回作るルアーは貫通ワイヤー方式のダイビングペンシルです。
サイズは長さ約150mm、高さ約25mm、幅約18mmです。
ダイビングペンシルにした理由はプラグの中で一番作るのが簡単だからです。
簡単な理由は
1加工が簡単
ダイビングペンシルはポッパーのようにカップを掘る必要も無ければ、ミノーのようにリップを付ける必要もありません。
リップをまっすぐつけるというのは治具を作らないと斜めになりがちなので最初のルアー作りにはハードルが高く面倒です。
2おもりを適当に入れても泳ぐ。
トップウォータールアーはおもりを入れる位置によってアクションが変わりますが、全く泳がないということはあまりありません。
ですので初心者の方でも失敗しにくいと思います。
ミノーはウェイトの位置、アイの位置、リップの位置でかなり泳ぎが変わりますので何を変えたからこんな動きになったのかというのも最初は分かりにくいです。
3重心移動を入れなくても飛距離が出る。
ソルトウォーター用のミノーを作る場合、重心移動機構を入れないと市販品に比べて飛距離がかなり劣ります。
せっかく作ったルアーが快適に使えないとなると次にルアーを作るモチベーションを失ってしまいますので空気抵抗が小さいダイビングペンシルがおすすめです。
ということで一番最初になぜダイビングペンシルを作るのが良いのか納得していただけたでしょうか。
ルアーを初めて作成する方はとにかく最初に作ったルアーがちゃんと動くということがとても大事だと思っています。
ですがメタルジグの様に構造や動きがあまりに単純過ぎても作った時の喜びが湧かないでしょう。
加工が簡単なのに複雑に動いてくれるダイビングペンシルは初心者が作るのにはうってつけなのです。
今回は準備編ですのでルアー作りを解説していく前にルアー製作に最低限必要なものを紹介していきます。
ルアーづくりに必要なもの
・木
ルアーのボディ用、ホームセンターに木材が売っていますから実際に見て購入しましょう。
節があるところや木材の色が途中で変わっているものは比重が場所によって不均一です。
色が均一で節の無いものを購入しましょう。
ルアーに用いられる木材として有名なバルサは耐久性を持たせるために手間が掛かるので私はソルトウォーター用には使いません。
最初は桐材がおすすめです。加工がしやすく、比重が軽いので重りを自由に配置できます。
今回のルアー製作では木は厚さが11mm-15mm(ルアーの横幅が18mmなので厚いものを購入すると削る木の量が多くなりますからできるだけ11mmに近いものを購入しましょう)、幅60mm以上、長さ500mm以上の桐材を購入してください。
・おもり
ルアーに入れるウェイト、釣り具屋の丸重りの1号と2号を今回は使用します。
・ステンレス硬線
ルアーのアイを作るのに必要です。
ホームセンターで1.2mmが安くで売ってます。
1.4mm以上は釣り具屋の物を使いましょう。
ヒラマサ、カンパチ(ショゴ、シオ)を狙う人は1.4mm以上にしましょう。
・両面テープ
ルアーは木材を右半分、左半分と両面テープで貼り合わせて作ります。
両面テープは接着力が強く、簡単にはがれないので非常に便利です。
・のこぎり
もちろん電動のこぎりでも良いですがのこぎりでも大して時間はかかりません。
・かんな
切った木材をおおまかにルアーの形にしていきます。もしくはサンダーを使います。
木の粉塵をできるだけ吸いたくないので私はかんなでやります。
・紙やすり
サンダーやかんなでは細かく整えられない部分をやすりがけして仕上げます。
100番、200番、400番、800番くらいを持っておけばよいでしょう。
・セルロースセメント
ルアーのコーティングに使います。
防水の効果だけでなく木材にしみ込んで耐久性をアップさせる効果もあります。
・アルミテープ
魚のうろこや銀色の体色を表現するために使用します。
・水性ペン
今回は黒色にしますので黒色だけあれば良いです。他の色にしたい人は好きな色を用意してください。油性ペンでは駄目なので注意してください。
・デジタルはかり
1g単位の物ではなく、0.01g単位のはかりを買いましょう。
・アイ
画竜点睛。目が有るのと無いのとでは作った時の満足感が違います。小さい目は貼る位置が少しずれると顔の表情がかなり変わります。私は10mmの大きい目を使って多少ずれてもごまかしがきくようにしています。大きい目にすると可愛い顔になるのが欠点でしょうか?私は個人的に気に入っているのですが。
・電動ドリル
おもりをボディに仕込む時に使います。丸重りの1号が約9.2mm,2号が約11.5mmの様ですので12mmまで入ったドリルビットセットを購入すると良いでしょう。
・パソコン
今回はパソコンで図面を書いてルアーを作りますので必要になります。
手で図面を書く人は無くてもかまいませんが、作ったルアーの図面を管理したい人などはパソコンを持っておくと便利です。
次はデザイン編です。それでは。
※書き忘れの可能性があるので、思い出したら追記していきます。