釣りダネ

釣りの特ダネ「釣りダネ」を紹介します。

デュオマニックを使い方と共にご紹介!

DUO社のマニックというシーバス用シンキングペンシルがあります。

スリムで長さのあるボディ形状なのでバチ抜け用ルアーとして多くの方に信頼されているルアーですが、なぜそんなに多くの方に信頼されているのでしょうか?

今回はマニックの特徴をご紹介したいと思います。

 

 


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細身のボディで実現する圧倒的飛距離

バチ抜け用ルアーというのは数多くありますが、難点になるのがボディーの細さに見合わない長さとルアーの軽さです。

 

また、水平フォールの流行により重心がセンターに位置しているものがほとんどであるため、キャスト時に回転して飛距離が落ちてしまうバチ抜け用シンキングペンシルが多く存在します。

 

マニック135の場合で説明すると若干重心を後ろよりにしているので飛行姿勢が安定しており、ウェイトも21gと重い為、バチ抜け用シンキングペンシルに対する固定観念を破壊してくれるほどの飛距離を出してくれます。

 

30gのバイブレーション並みの飛距離で1号の8ブレイドのPEで70~80m位飛びます。

アクション

マニック自体のアクションとしてはマニックムーブという超タイトウォブルロールをします。

 

他のシンキングペンシルがS字の様な大きなスラロームアクションやウォブリングアクションをするのと比較してもかなり地味なアクションですし、初めて使う人は本当に釣れるのか?と疑心暗鬼になる位の地味なアクションですが逆にシーバスにはナチュラルに見えるのか(発売されて大分時間が経ちますが)とても効きます。

 

バチ抜け用として位置付けされている方も多いですが、シーズン問わず色んな状況で魚を釣れて来てくれます。

 

小魚をイミテートしたマニックとしてマニックフィッシュというモデルも別で販売されてますが通常のマニックでもオールシーズン対応可能です。

 

重心が後ろよりでお尻下がりな事によって進行方向に対しての水の抵抗が大きくなることがアクションにも関係しており、トゥイッチなどをすると左右へスライドの幅が小さめでルアー頭部で水面をピチャピチャと叩く様なナチュラルよりのアクションになっています。

 

更に移動幅も小さい事も相まって、1箇所で水面をネチネチと誘う事が出来ます。

 

その様は群れからはぐれたイナッコで、今までバチ抜けの時しか使って来なかったという人はイナッコの泳ぎをイメージしながら使ってみると集中力が増すと思います。

 

個人的には飛距離がとてつもないワームみたいな感じでしょうか。

 

そりゃ釣れるわという感じです。

浮き上がり速度

先程も説明した様にボディが大きくてかつ少し後方重心でお尻下がりでアクションするルアーなので、進行方向に対してルアーに掛かる水の抵抗が大きくなり、ゆっくり巻いても浮き上がりがかなり速いです。

 

そのおかげで着水直後からすぐに柔らかい引き波を立てて表層を意識したシーバスにアピールする事が出来ます。

 

そのかわり深いレンジを攻めるのは効率がかなり悪くなります。

 

アピール力

 

波動、サウンドが強いルアーではないので遠くからでも魚を引き付ける能力は無い為、表層を意識していない、表層にシーバスが居ない場合は他のルアーを選択しましょう。

 

出来ればシーバスが水面から~50cm以に居る場合に使うべきだと思います。

 

使い方

使う場所としては基本は流れが緩めの場所で使用するべきルアーだと思います。

 

ボディが軽く長いので流れに乗りやすい為、流れが強いところでは思った以上にルアーが下流に流される為、他のルアーを選択した方が良いでしょう。

 

他のシンキングペンシルでもそうですが、特にこのルアーは前もってドリフト時にルアーが流されるスピードを確認しておくべきです。

 

でないと目標のポイントをあっという間に通り過ぎてしまいます。

 

アクションとしては水面直下~30cm位までのただ巻、水面に顔を出させて引き波を立てながらのただ巻、トゥイッチ、流れを利用したドリフト等がおすすめです。

 

カラーラインナップ

このルアーはとてもカラーラインナップが豊富で、リアル系のカラーもあれば原色系の派手なカラーまで色々揃っています。

 

しかしあくまでカラーは2次的なものだと思いますし、シーバスは色を認識出来ないと言われていますので、白黒に見えているはずなので自分の好みで良いと思います。

 

それでも何を購入すれば良いのか困るという人は、レッドコノシロ、マイワシ、湾岸イナッコなどのナチュラルカラーと、透けピンバチ、サイトバチレッドなどのバチカラーの2種類を持ち合わせていれば大丈夫だと思います。

 

自分は主に夜に狙うことが多いので夜でもシーバスに目立つ透けアカキンゼブラなどのグロー系や明暗などの明るい場所でルアーが目視しやすいマットバナナなどのチャート系が自分の好みです。

 

それとクリアカラーだけは白黒の濃淡のみでは表現出来ないカラーだと思ってますので一番クリアに近いゴーストパールチャートは個人的に可能性を感じるカラーです。

 

セイゴからスズキまで色んなサイズが食ってくる

このルアーは155mmの大型のサイズまでラインナップされていますが、30cm位のセイゴサイズでも食ってきてくれる対応幅の広さも魅力です。

 

逆にいえば魚を選べないということでもありますのでランカーのみ狙いたいという人は別のルアーをおすすめします。

 

ですが

  • とりあえず魚を釣りたい
  • 魚がスレている
  • 魚のコンディション、活性をいち早く確認したい

という方にはよりお勧めします。 

 

中型以上のシーバスを狙う場合はフックを交換すべし

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マニック135のフック総重量

フックサイズの小ささ(マニック135の場合、頭側から#8,#8,#6の3フック)から無理なファイトは出来ないので大型魚を狙う場合にはフックの番手を上げたりシングルフックに交換するか、ドラグをかなり緩めに設定しましょう。

 

また、このルアーはバイトの多さの割に掛かりが悪いという欠点がありますので、針先の鋭さにはより拘ったフック交換をしてください。

 

自分はがまかつSPMHの#6の3フックに全て交換しています。

 

SPMH#6のフック重量が0.56gで3フックで1.68gに対してマニック135純正のフック総重量が1.11gなので、アクションにはほぼ影響せずマニック独特のアクションをちゃんとしてくれます。