シーバスにおすすめのバイブレーション
バイブレーションの特性
バイブレーションのピッチ
バイブレーションは他のルアーと違って振動する周期が速いルアーです。
主に背面が水を受けることによって振動を生み出しているルアーですが、振動の周期が比較的長いものから短いものまで様々で、振動周期が短いものは当然ボディ側面がキラキラとフラッシングする周期も速くなりますが、振動する幅は小さくなる傾向にあります。
振動周期が長い物はその反対の性質を持つようになり、フラッシングの周期はゆったり、振動する幅は大きめになります。
ボディ幅
バイブレーションを上から見てみると厚みがあって均等なもの、途中から薄くなっていく(テーパーがある)ものなど様々なものがあります。
最近のバイブレーションは頭部が幅があり、尾に向かうにしたがって薄くなっていくものが多くなりました。
頭部だけ厚みを持たせることで、バイブレーションが水中で立ち気味になり、いち早く背面が水を受けるので巻き始めからアクションするまでの立ち上がりが以前と比べて、向上しています。
これによって 、お尻の方に重心を持たせてもバイブレーションのアクションをさせることが容易になった為、飛距離を稼ぐ目的で尾の方に重心を持ってくるバイブレーションも最近は増えたように思います。
ボディ素材
バイブレーションの素材は主に、金属、樹脂の2タイプが存在します。
金属はの場合は主に、鉛、鉄、タングステンの重りを鉄板に取り付けた構造をしており、金属の比重の違いによってフォール速度が異なります。
ボディが板状なので鏡の様に光を一方向に強烈に反射させる為、視覚的アピール力がとても高いルアーです。
樹脂型の場合は、中身の詰まったソリッドタイプと中空タイプがあります。
中空タイプはボディに厚みがある為、水を撹拌させる能力が高く、更に振幅が大きめになる傾向があります。
ボディ内部にラトルと言われるボールを入れて振動時にボディとヒットさせることで音でアピールする事も可能になります。
音を出す場合の考え方としては大きく分けて2種類あると思っています。
1つめはシーバスが餌とする小魚などが出す音で少し高めの音でチリチリッという音、もう1つがシーバスなどの餌を食べる側が捕食する時に出すゴッという低めの音です。
どちらも近くに餌がある事を示すサインになります。
どちらの音が好きかはそれぞれの好みになると思いますが、個人的には低めの音の方が好きです。
理由としては魚は一匹が捕食行動を始めると我先にと奪い合いを始める事が多いからです。バイブレーションが連続的にこの音を出し続けることによって、周辺のシーバス達に補食を促すトリガーの様な役目をするのではと思っています。
デメリットとしてはボディが大きくなる為、空気抵抗が大きくなり、飛距離が出なくなります。
バイブレーションを使うメリットとして飛距離を重視する人が多いので、中空タイプをシーバス用ルアーとして見かける機会は少なくなりました。
ソリッドタイプは中空タイプと金属タイプの中間的な性質を持っています。
ソリッドタイプと金属タイプのバイブレーションはラトルを入れられるスペースが無いので音がしない様に思えますが、フックがボディに当たるので全く音がしないものは基本的にはありません。
アイの位置
ルアーを取り付ける穴をアイと言いますが、アイの取り付ける位置によってバイブレーションの特性がかなり変わるため、この位置をどこにするかが各メーカー一番悩むところではないかと思います。
頭部から離れた位置にアイがついているものはラインに引っ張られることによってボディが立つので、水噛みが良くなりスローリトリーブでもルアーがしっかり振動しますが、代わりにロッドアクションを加えても左右に泳いだりなどトリッキーなアクションは苦手になります。
また、浮き上がりが速くなるのでシャローエリアを得意とする傾向があります。
ボディが立つことによってボトムを引く時に頭部がボトムに刺さりながら泳ぐ為、砂を捲き揚げる能力が高くなる事と、フックが地面に埋もれて隠れるなんて事が無いのでボトムを攻める際のフッキング性能が向上します。
反対に表層を引くほど高速巻きする際にはリア側のフックが水面近くに位置してしまうので、下から食って来ようとするシーバスに対してはフックが一本掛りになりやすいと思われます。
アイが頭部に近づくほど、逆の特性が強くなります。
ルアーアクション時の姿勢が水平に近づく為、シーバスの口に入りやすくなりますが、ボトムを引く場合は根掛かりしやすく、度重なる地面との接触により針先が鈍りやすくなりますのでフックの掛かりには注意しておかなければなりません。
フックサイズ
バイブレーションに搭載されているフックはボディの大きさに似合わず大抵小さいものが取り付けられています。
フックをからわないようにボディを厚くすると、巻き抵抗が大きくなりすぎて誰も使わなくなるので、メーカーも使いやすさを考慮してボディを薄くするのでフックを小さくせざるを得なくなり、ウェイトの割にフックが脆いという弱点があります。
フォール
フォールはまっすぐにストンと落ちるもの、メタルジグの様にフラフラっと不規則なフォールをするものがあります。
まっすぐ落ちるタイプはシーバスが予測しやすいので喰いやすく、フォール時に糸絡みが少ないですが、アピール力に掛けます。
不規則なフォールのタイプは糸が絡む可能性が高くなる為、糸を張り気味にしてアピールを抑えたフォールを心掛けた方が糸絡みの可能性が減ります。
アピール力が犠牲になってしまいますが、キャスト後、直ぐの糸絡みはせっかくの遠投を台無しにはしたく無い所です。
使い方
基本的なルアーの使い方はただ巻きになります。
ただ巻きのスピードに関しては1秒1~4回転ぐらいまで使用していますが、流れによってバイブレーションが泳ぐギリギリまでスピードを落としても良いです。
ただし、スローリトリーブの際はボトムを引くとチヌの方がバイトが頻発する可能性がありますので、表層~中層を先に攻める方が良いでしょう。
しかし、足元は深い水深を容易に攻められる性能を活かしてしっかり巻いた方が良いです。
だだっ広い川などでは流れのヨレが足元に寄っている事がありますので大きいシーバスも足元に居ることが結構あります。
使う水深に関してはリーリングスピードやバイブレーション自体の浮き上がり性能、流れの速さを考慮しながら使用しているバイブレーションがどこを泳いでいるのかを把握しつつ使用しましょう。
一匹釣れた際は、どのくらいの水深で釣れたのかその他の状況もセットで記憶しておく事が非常に大事です。
大抵の場合、一匹で居ることは少ないですし、再現性があるケースが多いのでその日はそれで終わったとしても、次に来た時に同じ状況で魚を手にしやすくなります。
ヒットしなくても魚が居るか判断出来る
バイブレーションの良い所は遠投出来るという点もありますが、他のルアーよりも深いレンジを泳ぐ事を得意とする為、糸に魚が触れる確率が非常に高く、魚が居るかどうかを魚を釣らなくても判断することが出来るのも良い点だと思っています。
初めて行く場所では魚が釣れるまで疑心暗鬼になりがちですが、魚が居ることだけでも分かれば後はどの様に攻めるか次第で考え方をシンプルに出来ます。
ただしデメリットとしてはスレがかりも多くなりますので、魚が居ることを取り敢えず判断出来ただけでも良しとするか、ちゃんと食わせられない事をデメリットとするかは難しい所かと思いますが、次の1匹へのヒント、モチベーションになる事は間違い無いです。
スレ掛かりが多い場合というのはシーバスが産卵から体力を完全に回復出来ていない時やその日の活性が低い時に起きます。
そういう時はリトリーブスピードを遅くして、魚の状態に合わせる必要があります。
遅くしたことでレンジがまったく違ってしまうのであれば浅い所をゆっくり引けるルアーに変えた方が良い結果が得られます。
おすすめのバイブレーション
中空タイプ
ジャッカル TNトリゴン
ジャッカルの出しているバス用のバイブレーションだがTN70トリゴンの場合、70mmのサイズで30gのウェイトがあるのでシーバスにも使っています。
飛距離はフルキャストすれば80m位飛ばす事が可能でシーバス用バイブレーションと同等のキャスト性能を持っています。
硬質金属のタングステンが口から突き出しているため、着底を感知する能力が素晴らしく、独特の形状によってボトムで止めるとバイブレーションがボトムで安定して立つ様に作られているのでフックが底から離れるのでボトムを攻める際のフッキング率が良いです。
ボーン素材のボディと内蔵されているウェイトがヒットする事によって低めの音が鳴る様に設定されています。
アクションは激しめのウォブリングタイプでアピール力が高いです。
モデル名 | サイズ | 重量 | フックサイズ |
TN50 TRIGON | 52mm | 11.2g | フロント#8/リア#10 |
TN60 TRIGON | 60mm | 18.5g | フロント#6/リア#8 |
TN70 TRIGON | 70mm | 31.5g | フロント#4/リア#6 |
ソリッドタイプ
シマノ エクスセンス サルベージソリッド
値段が安いので他のバイブレーションよりも躊躇なく複雑な場所を攻めやすいです。
巻き抵抗が軽く、ブルブルというよりヌルヌルとしたナチュラルな感触で手元に振動が伝わり、事実アクションも控えな印象。
背中のフィンが障害物に当たると意外とすんなり折れてしまうのでキャスト時には注意が必要です。
こちらもかなりの飛距離を出す事が出来るので最初のバイブレーションルアーとしてとてもおすすめ。
モデル名 | サイズ | 重量 | フックサイズ |
60ES | 60mm | 12g | #10 |
70ES | 70mm | 20g | #6 |
85ES | 85mm | 26g | #5 |
バスデイ レンジバイブ
バイブレーションと言えばこれと言えるほど誰もが知っているバイブレーション。
累計販売数は200万個を超えており一度は手にしたことがあるかもしれません。
頭部から後部にかけて徐々にボディが薄くなっていくナイフエッジ構造を採用しているので尻上がりで泳ぎ、水噛みが非常に良いが、それに反してアクションは割とおとなしいです。
水を激しくかき混ぜてシーバスに気づかせ、アクションのナチュラルさで食わせるという相反するような性能を持っています。
柔らかいロッドや高速リトリーブではかなり使いづらくなるので注意しましょう。
モデル名 | サイズ | 重量 | フックサイズ |
45ES | 45mm | 6.3g | #10 |
55ES | 55mm | 10.0g | #8 |
70ES | 70mm | 15.0g | #8 |
80ES | 80mm | 23.0g | #6 |
90ES | 90mm | 28.0g | #5 |
100ES | 100mm | 33.0g | #3 |
金属タイプ
コアマン アイアンプレート
メタルバイブレーションの人気の火付け役となったルアーで、バイブレーションといえばこれしか使わないというアングラーも居るほど。
飛距離はラインナップ中最大の26gを使用した場合、上記2つのルアーと比較すると少し劣ります。
他のメタルバイブレーションの様にアクションを変える穴が無い為、使いにくく感じる時も有るかもしれないが、逆に指定されたレンジに特化しているとも考えられるため、あれこれ迷う事が多い人にとってはこちらの方が良いでしょう。
フックが小さめなので、折られないようにファイト中は慎重に。
最初に買うならフックのサイズも一番大きいIP-26が汎用性も高くおすすめです。
モデル名 | サイズ | 重量 | フックサイズ |
IP-13 | 60mm | 13g | CTRM-MH #12 |
IP-18 | 75mm | 18g | CTRM-M #7 |
IP-26 | 75mm | 26g | CTRM-M #7 |
その他
ローリングベイト
バイブレーションと表現して良いのか分からないですが、非常に良く釣れるのでここで紹介します。
他のバイブレーションと違って、ローリング主体のアクションをします。
手元に伝わるアクションが他のバイブレーションよりも小さく、速めに巻かないと手元に伝わりづらいのでどうしても速めに巻く人が多いですが、このルアーは超スローから超ファーストまで色々なスピードで使えます。
スローでは手元に振動が伝わらないから不安という場合は、グリップエンドを脇に挟むとロッドがブレずに安定して手元にアクションが伝わりやすいですし、体に振動が伝わるのでよりスローでも振動を感じ取りながら巻ける様になります。
ローリングベイト88位のサイズが最初は使いやすいと思います。
モデル名 | サイズ | 重量 | フックサイズ |
RB66 | 66mm | 12g | ST46#10 |
RB77 | 77mm | 15g | ST46#10 |
RB88 | 88mm | 24g | ST46#6 |
RB99 | 99mm | 30g | ST46#4 |
※ライトウェイトモデル(LW)は省略
デュオマニックを使い方と共にご紹介!
DUO社のマニックというシーバス用シンキングペンシルがあります。
スリムで長さのあるボディ形状なのでバチ抜け用ルアーとして多くの方に信頼されているルアーですが、なぜそんなに多くの方に信頼されているのでしょうか?
今回はマニックの特徴をご紹介したいと思います。
細身のボディで実現する圧倒的飛距離
バチ抜け用ルアーというのは数多くありますが、難点になるのがボディーの細さに見合わない長さとルアーの軽さです。
また、水平フォールの流行により重心がセンターに位置しているものがほとんどであるため、キャスト時に回転して飛距離が落ちてしまうバチ抜け用シンキングペンシルが多く存在します。
マニック135の場合で説明すると若干重心を後ろよりにしているので飛行姿勢が安定しており、ウェイトも21gと重い為、バチ抜け用シンキングペンシルに対する固定観念を破壊してくれるほどの飛距離を出してくれます。
30gのバイブレーション並みの飛距離で1号の8ブレイドのPEで70~80m位飛びます。
アクション
マニック自体のアクションとしてはマニックムーブという超タイトウォブルロールをします。
他のシンキングペンシルがS字の様な大きなスラロームアクションやウォブリングアクションをするのと比較してもかなり地味なアクションですし、初めて使う人は本当に釣れるのか?と疑心暗鬼になる位の地味なアクションですが逆にシーバスにはナチュラルに見えるのか(発売されて大分時間が経ちますが)とても効きます。
バチ抜け用として位置付けされている方も多いですが、シーズン問わず色んな状況で魚を釣れて来てくれます。
小魚をイミテートしたマニックとしてマニックフィッシュというモデルも別で販売されてますが通常のマニックでもオールシーズン対応可能です。
重心が後ろよりでお尻下がりな事によって進行方向に対しての水の抵抗が大きくなることがアクションにも関係しており、トゥイッチなどをすると左右へスライドの幅が小さめでルアー頭部で水面をピチャピチャと叩く様なナチュラルよりのアクションになっています。
更に移動幅も小さい事も相まって、1箇所で水面をネチネチと誘う事が出来ます。
その様は群れからはぐれたイナッコで、今までバチ抜けの時しか使って来なかったという人はイナッコの泳ぎをイメージしながら使ってみると集中力が増すと思います。
個人的には飛距離がとてつもないワームみたいな感じでしょうか。
そりゃ釣れるわという感じです。
浮き上がり速度
先程も説明した様にボディが大きくてかつ少し後方重心でお尻下がりでアクションするルアーなので、進行方向に対してルアーに掛かる水の抵抗が大きくなり、ゆっくり巻いても浮き上がりがかなり速いです。
そのおかげで着水直後からすぐに柔らかい引き波を立てて表層を意識したシーバスにアピールする事が出来ます。
そのかわり深いレンジを攻めるのは効率がかなり悪くなります。
アピール力
波動、サウンドが強いルアーではないので遠くからでも魚を引き付ける能力は無い為、表層を意識していない、表層にシーバスが居ない場合は他のルアーを選択しましょう。
出来ればシーバスが水面から~50cm以に居る場合に使うべきだと思います。
使い方
使う場所としては基本は流れが緩めの場所で使用するべきルアーだと思います。
ボディが軽く長いので流れに乗りやすい為、流れが強いところでは思った以上にルアーが下流に流される為、他のルアーを選択した方が良いでしょう。
他のシンキングペンシルでもそうですが、特にこのルアーは前もってドリフト時にルアーが流されるスピードを確認しておくべきです。
でないと目標のポイントをあっという間に通り過ぎてしまいます。
アクションとしては水面直下~30cm位までのただ巻、水面に顔を出させて引き波を立てながらのただ巻、トゥイッチ、流れを利用したドリフト等がおすすめです。
カラーラインナップ
このルアーはとてもカラーラインナップが豊富で、リアル系のカラーもあれば原色系の派手なカラーまで色々揃っています。
しかしあくまでカラーは2次的なものだと思いますし、シーバスは色を認識出来ないと言われていますので、白黒に見えているはずなので自分の好みで良いと思います。
それでも何を購入すれば良いのか困るという人は、レッドコノシロ、マイワシ、湾岸イナッコなどのナチュラルカラーと、透けピンバチ、サイトバチレッドなどのバチカラーの2種類を持ち合わせていれば大丈夫だと思います。
自分は主に夜に狙うことが多いので夜でもシーバスに目立つ透けアカキンゼブラなどのグロー系や明暗などの明るい場所でルアーが目視しやすいマットバナナなどのチャート系が自分の好みです。
それとクリアカラーだけは白黒の濃淡のみでは表現出来ないカラーだと思ってますので一番クリアに近いゴーストパールチャートは個人的に可能性を感じるカラーです。
セイゴからスズキまで色んなサイズが食ってくる
このルアーは155mmの大型のサイズまでラインナップされていますが、30cm位のセイゴサイズでも食ってきてくれる対応幅の広さも魅力です。
逆にいえば魚を選べないということでもありますのでランカーのみ狙いたいという人は別のルアーをおすすめします。
ですが
- とりあえず魚を釣りたい
- 魚がスレている
- 魚のコンディション、活性をいち早く確認したい
という方にはよりお勧めします。
中型以上のシーバスを狙う場合はフックを交換すべし
フックサイズの小ささ(マニック135の場合、頭側から#8,#8,#6の3フック)から無理なファイトは出来ないので大型魚を狙う場合にはフックの番手を上げたりシングルフックに交換するか、ドラグをかなり緩めに設定しましょう。
また、このルアーはバイトの多さの割に掛かりが悪いという欠点がありますので、針先の鋭さにはより拘ったフック交換をしてください。
自分はがまかつSPMHの#6の3フックに全て交換しています。
SPMH#6のフック重量が0.56gで3フックで1.68gに対してマニック135純正のフック総重量が1.11gなので、アクションにはほぼ影響せずマニック独特のアクションをちゃんとしてくれます。
サゴシ、サワラの釣り方を解説
- サゴシ、サワラってどんな魚?
- サゴシはなぜ人気なのか?
- どんなタックルがオススメ?
- 釣り方は?
- 釣れる時間帯は?
- 大爆釣するのはこんな時、こんな場所
- ジャクソン ピンテール サゴシチューン
- ヤマリア ムーチョルチア
- ジャクソン ギャロップアシスト
サゴシ、サワラってどんな魚?
サゴシはなぜ人気なのか?
どんなタックルがオススメ?
タックルはサワラも狙うならショアジギングのMH以上がおすすめ
人が多い場所や根のある様な磯で、ある程度大きな魚も掛かる可能性があって強引なやり取りをしないといけない場所などではコルトスナイパー S1000Hなども良いと思います。
ただしパワーがある分、ロッド重量が結構重くなりますので初心者の人などは気を付けてください。
どんなルアーが良いのか?
ラインの太さは?
釣り方は?
釣れる時間帯は?
大爆釣するのはこんな時、こんな場所
ベイトが大量に接岸したとき
出入口が狭い湾
サゴシやサワラは他の青物よりも湾内に入ってきやすい様に思います。
一度大量のサゴシ、サワラが湾内に入り込むと出口が分からなくなるのか長い間釣れ続ける事があります。
ただし、いくら釣れやすいサゴシといっても長い間、湾内でルアーを見続けていると警戒心が高くなり釣れづらくなりますのでよりタイトなアクションを心掛けたほうが釣れ続ける確率が高いです。
ジャクソン ピンテール サゴシチューン
もともとサゴシやサワラをショアジギングで狙うために多くの人が使用していたピンテールをジャクソンがサゴシ用にチューニングしたモデル。
サゴシのメインベイトであるカタクチイワシは主に7~10cm位をよく見かけるし、サゴシのお腹にたまっているベイトもそのぐらいのサイズのものが多いのでマッチザベイトを意識して一つ持って置くと良いだろう。
ピンテール全体の特徴として小粒で非常に重い為、ミノータイプのルアーなのにも関わらず非常に飛距離が出せるのが特徴である。
ある程度、高速巻きで使うように設計されているので一度どのくらいのスピードで泳ぐのかチェックしてから使うと良い。
トゥイッチしても左右にはダートしないので巻きスピードで変化をつけて誘うと良い。
ヤマリア ムーチョルチア
ただ巻き用として非常に使いやすいメタルジグ。
サイズが豊富にラインナップされているので自分のロッドに合わせてウェイトを選びやすい。
さらに安いのでサゴシに糸を切られてもそこまでお財布にダメージが無い。
シャクっても激しく左右にダートしないのでサゴシの歯に当たりにくい。
サイズ | 重量 | フロントフック | リアフック |
---|---|---|---|
51mm | 18g | シングル 11号 | トリプル #6 |
55mm | 25g | シングル 11号 | トリプル #6 |
62mm | 35g | シングル 13号 | トリプル #4 |
68mm | 45g | シングル 13号 | トリプル #4 |
80mm | 60g | シングル 15号 | トリプル #2 |
ジャクソン ギャロップアシスト
ギャロップアシストシリーズのベーシックモデル。
こちらのルアーは横からみると一見フロントバランスに見えるが上から見るとリアバランスに設計されている。
おかげで飛距離がとても良くこちらもただ巻きで使えるのでおすすめのメタルジグである。
ギャロップアシストロングキャストエディションはウォブリングがより小さくなるのでアピールは小さくなるものの、その分サゴシが狙いを定めやすく食いやすい。
ギャロップアシストと使い分けると良い。
ネリゴ(シオ、ショゴ)の釣り方で覚えておきたい事
ネリゴってどんな魚?
釣り方
オススメするルアー
パンプキン
水面にネリゴを誘い出す上でトップウォータールアーは無くてはならない存在です。
パンプキンは非常に大きなポップ音から小さなポップ音、ダイビングまで簡単に出来、なおかつ岸際までしっかり引くことが出来る優秀なポッパーです。
最近は青物用トップウォーターといえばダイビングペンシルのイメージですが、絶対カンパチにはポッパーが効きます。
オシアペンシル
オンスタックルデザイン マナティー
シーバスや太刀魚でよくワインド釣法で使われるマナティーですがネイゴにも利きます。
青物用ルアーを使っている人からすると飛距離が出ないのであまり使うイメージが湧かないかもしれないですがワームで狙うのは手前の根回りです。
ワインド釣法で魚にルアーをアピールしながら根周辺、堤防の直下に沈んでいる敷石やテトラ周辺を狙ってみると良いでしょう。
どちらかというとワームをネリゴの回遊ルートに先に置いておく様なイメージが正しいかもしれません。
ボトム付近でヒットした場合は水面でヒットするよりもさらに強引に寄せる必要がありますので、ジグヘッドも太軸の針を搭載したものを使用しましょう。
自分はオンスタックルデザインZZヘッドの10~30g位を使用しています。
このジグヘッドの場合は自分で針を選択出来るのでST-56のトレブルやアシストフックなどを装着しています。
アシストフックの場合は口の中に吸い込ませるのが目的なのでワームに針を刺したりしないほうが吸い込みやすくなります。
ネリゴは食べても美味しい
シマノエクスセンスジェノス ワイルドコンタクトS100MH/Rインプレ
- 中、大型河川用に大型ルアーを遠投したい
- 超スローリトリーブ時の弱いバイトを柔らかいティップで吸い込ませるのではなく硬いティップで積極的に掛けていく様なアグレッシブな釣りがしたい
- 特に遠投してシンキングペンシルの超スローリトリーブすると普通の巻き合わせではどうしてもラインの伸びなどでフッキングが決まらないので軽い負荷では全く曲がらない様な硬いロッドが欲しい
- 川の流れが激しい所なので強引な寄せが要求される橋脚攻めにも対応できるパワーが欲しい
デザインがカッコいい
モノコックグリップ搭載により感度がかなり良い
モノコックグリップ搭載によりグリップエンド部分まで振動が伝わるので感度がかなり高くなっています。
自分は重量級ルアー使用時は脇にはさみながら釣りをすることもあるので体全体で振動を受け止めているような感覚で流れの変化を正確にとらえることが出来ます。
とても軽いのにパワーがある
小さいシーバス相手には向いていない
一点だけ、エアロガイドの効果は不明
リールの番手は3000~4000番位がおすすめ
このロッドを使う方は70cm~メータ越え、もしくは複雑なポイントから強引に引きずり出すことを想定している方が多いと思います。
また、ロッドパワー的に中型のハマチ、時間を掛けて対応できる場所ならブリクラスでも普通にいけると思うのでロッドバランス的にも3000~4000番。
一つのリール、一つのロッドで何でも釣りたいという方は出来れば4000番位のリールを持って置くと良いでしょう。
自分はツインパワーXDの3000XGを使用しています。巻き出しが非常に軽く、また耐久性もかなり高いリールです。使用して1年位経過しますが使用感は新品時とほとんど変わらずヌルヌルしてます。
チヌをバイブレーションで狙おう! 釣り方のコツを紹介します!
バイブレーションを使うメリット
バイブレーションでどんな時にどんな所を狙えばよいのか
おすすめのバイブレーション
サルベージソリッド
安い、飛距離出る、巻き心地軽めでバイブレーションの中でも初心者にオススメのルアーです。
もう一つのモデルのサルベージも細身ですがサルベージソリッドの方がより細身なのでより巻き心地が軽く、空気抵抗が小さいので飛距離もシーバス用バイブレーションの中でトップクラスです。
サイズのラインナップは
モデル名 | サイズ | 重量 | フックサイズ |
60ES | 60mm | 12g | #10 |
70ES | 70mm | 20g | #6 |
85ES | 85mm | 26g | #5 |
です。
70ESは平均飛距離77m、85ESは86m(シマノのサイトより参照)でメタルジグ並みの飛距離を出せます。
自分は主に70ES、85ESを超ドシャローエリアでミッド~ハイスピードリトリーブ(1秒2~4回転)でボトムに当て続けて使ったり、ボトムにたまに当てて使ったりしています。
チヌを狙うバイブレーションとしては大きく感じられるかもしれませんが自分のエリアではシーバスに使うような重めのバイブレーションを使う人が居ない為、自分しかチヌの溜まっているポイントに届かないってのが一番のミソです。
手前にチヌが寄ってくれるポイントなら60ESも使用しても良いですがフックサイズが#10で小さいのでチヌの平均サイズに注意して使用してください。
純正のフックはちょっと弱い気がしてます。
ジグパラブレード
主に75mmの18g、23gを使用しています。
それ以上のウェイトの場合、3フックになる代わりに極端にサイズが大きくなりますし、飛距離も落ちます。
フックが細いので、チヌ狙いなら大丈夫ですが、時々シーバスがヒットしたりすると針が曲がりますので注意しましょう。
65cm位から厳しく感じますので シーバスのアベレージサイズが大きい川などで使用の場合はフックを変えることをお勧めします。
また、メタルバイブはどれでもそうですがボディの塗装が剥がれると金属部分が露出しますので腐食してしまいます。
腐食が始まるとフックもさびを貰って一気にボックス全体のフックが錆びてしまうのでコーティングがしっかりしているものを購入しましょう。