釣りダネ

釣りの特ダネ「釣りダネ」を紹介します。

シマノエクスセンスジェノス ワイルドコンタクトS100MH/Rインプレ

こんにちは釣りダネです。
約1か月前にエクスセンスジェノス100MH/Rワイルドコンタクトを購入してある程度使いこんでみましたのでインプレを書いてみたいと思います。
 
主な購入理由としては
 
  • 中、大型河川用に大型ルアーを遠投したい
 
  • 超スローリトリーブ時の弱いバイトを柔らかいティップで吸い込ませるのではなく硬いティップで積極的に掛けていく様なアグレッシブな釣りがしたい
 
  • 特に遠投してシンキングペンシルの超スローリトリーブすると普通の巻き合わせではどうしてもラインの伸びなどでフッキングが決まらないので軽い負荷では全く曲がらない様な硬いロッドが欲しい
 
  • 川の流れが激しい所なので強引な寄せが要求される橋脚攻めにも対応できるパワーが欲しい
 
  • 尊敬するシマノインストラクターの松岡 豪之氏監修モデルのワイルドコンタクト90MH/Rのロングレングスヴァージョン
 
の5つです。
 
それでは早速インプレしていきましょう。
 
 
  

デザインがカッコいい

f:id:tsuridane:20190822214448j:plain

グリップ周りのデザイン
シマノのシーバス用ロッドではエクスセンスインフィニティとエクスセンスジェノスに搭載されているモノコックグリップですがエクスセンスインフィニティとはデザインが異なります。
インフィニティのグリップはV字シェイプでグリップエンドが斜めにカットされているデザインなのに対してジェノスのグリップはベーシックな丸形シェイプとフラットなグリップエンドになっています。
形状はそれぞれ好き好きのあるものなのでどちらが良いとは言い切れませんがEVAやコルクとは違い表面が滑らかな質感で非常にカッコいいデザインです。
 
やはり趣味の世界なのでカッコいいロッドを持つことによる満足感は重要だと思います。釣りへの集中力も上がりますしね。
 
インフィニティのグリップエンドは尖った様な形状になっているので中型青物なども狙いたいという方はお腹に当ててポンピングなんかすると痛いかもしれないので注意です。

モノコックグリップ搭載により感度がかなり良い

モノコックグリップ搭載によりグリップエンド部分まで振動が伝わるので感度がかなり高くなっています。

 

またグリップがちょうど脇に挟めるくらいの長さがあるので重量級のルアーを巻く時も楽に巻けるのも良い点です。
 

自分は重量級ルアー使用時は脇にはさみながら釣りをすることもあるので体全体で振動を受け止めているような感覚で流れの変化を正確にとらえることが出来ます。

 
このカーボンモノコックグリップの搭載によってキャスト時に手が滑ったりしないのかという不安がありましたが手に馴染む様な表面処理がされているのかしっとりしていて全く滑るような感じはありませんでした。
 
さらに若干テーパーが掛かっているのでグリップエンドで手が抜けないように引っかかるようになっているのも滑らないと感じる理由の一つだと思います。
 
EVAの用に水垢の汚れが付かないのも良い点の一つですね。

f:id:tsuridane:20190822221154j:plain

グリップエンドの形状
 

とても軽いのにパワーがある

スペックとしては152gでこのレングスとパワーを持つロッドの中ではトップクラスに軽いです。
 
搭載されているスパイラルXコアとハイパワーXのおかげで魚をガンガン寄せても全く不安がありません。
 
また、このおかげでロッドの軸がブレにくいのでキャスト時も非常にシャープな振り抜き感で投げていて気持ちが良く、よく飛びキャストもかなり正確に決まります。
 
私の場合はこのロッド購入後飛距離がさらに5~10m位伸びたおかげで更に釣れる魚が増えました。
 
さらに小さい瞬間的なフッキングでアワセが決まるのでとても気持ちの良いロッドになっています。
 
パワーフッキングした後のズシッという重量感が好きな方にはとても気持ちの良いロッドになっていると思います。
 
このロッドのパワーを生かすならルアーのフックサイズは#4くらいが限界かなと思います。なんとか#5までってところでしょうか。
 
ちなみに最も使いやすいルアー重量は25-35gくらいだと思います。
 
 
 
 

小さいシーバス相手には向いていない

このロッドはレギュラーテーパーでエクスセンスジェノス97MH/Fよりさらに硬さを感じるロッドです。
実際、最初にお店で振った時は竿先まで張りがあるなと感じましたし、実際使ってもかなりシャープなロッドに仕上がっています。はっきりいって70cm未満と遊ぶには全然向かないです。
 
このロッドは柔らかさで魚の口に吸い込ませるというよりも警戒心の高いでかいシーバスの小さなバイトをロッドの感度で一歩先に感じて一気にロッドのパワーでフックを貫通させていくロッドだと思います。
  
 

一点だけ、エアロガイドの効果は不明

f:id:tsuridane:20190822224152j:plain

バットガイドに取り付けられたエアロガイドですが正直に言うとこのエアロガイドだけはあまり恩恵を感じられませんでした。
 
リールに近いガイドよりも、キャスト時に高速で運動するティップ周辺のガイドをエアロガイド化したほうが効果はあるような気がします。
 

リールの番手は3000~4000番位がおすすめ

このロッドを使う方は70cm~メータ越え、もしくは複雑なポイントから強引に引きずり出すことを想定している方が多いと思います。

 

また、ロッドパワー的に中型のハマチ、時間を掛けて対応できる場所ならブリクラスでも普通にいけると思うのでロッドバランス的にも3000~4000番。

一つのリール、一つのロッドで何でも釣りたいという方は出来れば4000番位のリールを持って置くと良いでしょう。

 

自分はツインパワーXDの3000XGを使用しています。巻き出しが非常に軽く、また耐久性もかなり高いリールです。使用して1年位経過しますが使用感は新品時とほとんど変わらずヌルヌルしてます。