船ハリスはショックリーダーとして使用できるのか！？強度測定してみました。
みなさまこんにちは釣りダネです。
みなさんはショックリーダーは何を使用されておられますでしょうか？
ショックリーダーとはPEラインの耐摩耗性や、低伸度性（糸が伸びない事）による耐ショック性の弱さを補う為にPEラインの先に接続されるラインの事です。
私がショアジギングを始めたころはバリバスのショックリーダーを使っていたのですが値段が高くて巻き量が少ないためロングリーダーなんかにすると3,4回で使い切ってしまうのであまりにコスパが悪い。
他に代替できるラインってないもんかなーと思って釣具屋さんをくまなく探してみるとありました！
それがこの船ハリスでした。値段は120mで1000円台といつも見慣れているショックリーダーの価格と比較するとあまりにも安い！！
しかしこの船ハリス系のラインには一つ大きな不安要素があります。
なんと強度が表示されていない！！
私は今でこそある程度使用して実績があるので躊躇なく使えますが今まで使った事の無い方には強度表示が無いのは不安だと思います。特にルアー釣りメインの方には強度が表示されているのは当たり前なのでなおさら不安要素でしょう。
ということで私の興味を満たすのも兼ねて自前のドラグチェッカーで強度測定を行ってみました。
使用したのは上でも紹介しましたディーフロン船ハリスの5号です。
このラインをソリッドリングに結節強度最強と言われるイモムシノット(8回ハーフヒッチ)で結束して引っ張りました。
その一回目に叩き出した数値がこちら
約7.8kgという数値。まずまずの数値です。
全ての計測結果は以下に表にしましたのでご覧ください。
| 回数 | 測定結果(kg) |
| 1 | 7.8 |
| 2 | 8.3 |
| 3 | 8.0 |
| 4 | 8.1 |
| 5 | 8.3 |
| 6 | 7.8 |
| 7 | 7.2 |
| 8 | 8.0 |
| 9 | 8.2 |
| 10 | 8.1 |
一度だけ7.2kgという数値が出ましたがおそらく私のノットに問題があったのだと思います。
それ以外の数値を平均すると約8.1kgとなりました。
一般的なルアー用ラインの5号は引っ張り強度が約9kgですから私のイモムシノットの完成度を考慮するとほぼ同等の強度だと言えると思います。
また、ラインの太さに大きくムラがある場合はおそらくラインの途中からも切れるはずですがこの測定ではすべてノット部分が破断しました。
この結果から太さの均一な良いラインだと言えるのではないでしょうか。
ただし今回の測定で結束強度が高い事は証明されましたが根ズレなどに対してどの程度の信頼性があるかは分かりません。磯など根のきつい所では耐摩耗性を謳ったショックリーダーなどを使うことをお勧めします。
今までこういった船ハリス系のラインの存在は知っていたけどいまいち信用できないと躊躇していた方がいらしたら一度使ってみてください。
それでは。
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