15kgのドラグチェッカーで30kgまで計測する方法
みなさんこんにちは。
櫻井釣漁具の BOUZ ドラグチェッカーをご存知でしょうか?
私はこれの15kgを最近購入しましてドラグの強度確認だけでなく、自前のノット強度を計測したりして色々と楽しんでおります。ですがライン強度をテストした時に15kgを超えるものがあり、はたと困ってしまいました。
なぜならこのドラグチェッカーは1,3,5,15kgのものしか売っていないのでこれ以上の強度は測れないのです。
デジタル測りに直接引っ掛けて測る方法もあるのですがどうにかこのドラグチェッカーで測る方法はないものかと悩んでいたところ、ふと思いついたのでご紹介したいと思います。
測り方
まず用意するものですが、
アルミパイプなどの直径2cm未満の丸い棒(無かったら太い油性ペン)
8号のラインを70cm位(無かったらそれ以上の太いライン)
ソリッドリング×1
スプリットリング×1
これを使って
この図の様なものを作りラインのどちらかにドラグチェッカーを掛け、スプリットリングに計測したいものを結びつけて棒を持って引っ張るだけです。
ソリッドリングなどをつけてルアー交換する方などは図のスプリットリングに引っ掛けて計測すれば結ぶ必要がなくて手間が省けます。
注意してもらいたいのは実際に掛かっているテンションはドラグチェッカーで計測された数字の2倍だということです。
例として10kgの物をぶら下げた場合、このドラグチェッカーでは5kgと表示されます。
これで30kgまで計測出来るドラグチェッカーができました。
気になる測定精度は
測定精度がどれほどのものか気になるところだと思いますので確認してみました。
負荷2kgの場合
黒い針が現在の糸のテンションを表しており、1.1kg位と読めますので2を掛けて2.2kg位でまずまずの精度でしょうか。
以下が実際に測定した質量と読み取って2を掛けた測定値です。
質量(kg) | 測定値(kg) |
1 | 1.2 |
2 | 2.2 |
4 | 3.5 |
6 | 5.5 |
8 | 8 |
8kgまで測定してみましたが、おおざっぱな測定でよいのであれば十分使えそうですね。
これ以上の負荷の場合もやろうと思っていたのですが糸が切れて出来ませんでした。(時間のある時に追記します)
注意点
ちなみにこの測定をする際にいくつか注意点がありますので列挙しますと
1.ソリッドリングにつないでいるラインは短くしすぎると精度が悪くなります。
2.アルミ棒はあまりに太いものを使うと精度が悪くなります。
3.ソリッドリングにつないでるラインは8号がベストです(15kgの場合)。
3については説明書に書いているのですが、ラインの太さで測定結果に誤差が出るようです。ですので説明書に従った誤差の一番でないラインにしましょう。
終わりに
ちなみにこの考え方で45kgまで測定できるドラグチェッカー,60kgまで測定できるドラグチェッカーも作れるのですが、テンションが均一に掛からないせいか測定精度がよく無かったので使えるのは2倍までっぽいですね。わたしなら精度よく測定できるという方がいらっしゃったら方法を教えてください。
もちろんこの方法は15kgだけでなくて、1,2,5kgのドラグチェッカーでも同じ方法で測定可能なので試してみてください。(実際に自分が測定してないので使い物になるかわかりませんが)
ちなみに1kgのドラグチェッカーの場合は0.8号、3kgの場合は2.5号、5kgの場合は3号で測定しましょう。
それでは。