釣り用レインウェアのおすすめ
- レインウェアを購入する際に気にすべき点
- レインウェアといえばゴアテックスだが
- MIZUNO ベルグテックEXストームセイバーⅥレインスーツ
- モンベル ドライテックレインウェア
- モンベル レインダンサージャケット
- シマノ GORE-TEX ベーシックスーツ RA-017P
- 番外編
レインウェアを購入する際に気にすべき点
耐水圧
耐水圧とは侵入してくる水をどれだけシャットアウトできるのかを表しており、レインウェアとして最も重視すべき性能です。
耐水圧はmmで表現され、10,000mmの耐水圧のレインウェアであれば衣服の上に1cm四方の筒を立て、その中に10,000mmの高さまで水を入れても水が染み込まない事を表しています。
耐水圧で例を示すと以下の表の様になります。
耐水圧(mm) | 例 |
500 | 小雨 |
2000 | 中雨 |
2000 | 体重75kgの人が濡れた場所に座る |
10000 | 大雨 |
11000 | 濡れた場所に膝をつく |
20000 | 嵐 |
雨が降っていなくても運動などによって衣服に負荷がかかる事で水が染み込む可能性があるので釣りやアウトドアで使う場合は20000mm以上の耐水圧を持つレインウェアを購入した方が良いでしょう。
撥水性能
撥水性能とは簡単に言うと水を弾く性能です。せっかく防水性能の高いレインウェアを着ていてもレインウェアの表面が濡れていると着脱時に衣服に水が付着したりしますので撥水性能を備えたレインウェアをおすすめします。
また、撥水性能は永久に保持されるわけではなく、洗濯などによって失われていきます。
透湿性
透湿性とは服の中に溜まっている蒸気の汗を排出させる能力を表し、梅雨~秋までの湿度が高くて暑い時期には重要な性能です。単位はg/m^2/24hで24時間で生地1平方メートル当たり何gの汗を排出する能力があるかを表しています。
一般的な発汗量の目安は
大人の安静時で1時間当たり:50g(24時間で1200g)
軽い運動1時間当たり:500g(24時間で12000g)
ランニングなどの激しい運動1時間当たり:1000g(24時間で24000g)
で釣りをする場合は10000g/m^2/24h以上のものが良いでしょう。
磯などで釣りをする場合はさらに汗をかきますから15000g/m^2/24h以上のものが良いでしょう。
登山用メーカーのレインウェアは15000g/m^2/24hの透湿度を満たしているものが多いので釣り用メーカーのものだけでなく色んなレインウェアを検討してみると良いでしょう。
耐久性
耐水圧、撥水性能、透湿度という性能は使用や洗濯によって劣化していきますので出来るだけ耐久性を謳った商品を購入しましょう。
各社の防水性、透湿度、撥水耐久性をまとめてみると
各メーカーの素材別に防水性、透湿度、撥水耐久性をまとめて表にしてみると以下の様になりました。
機能 | 防水性 | 透湿度 | 撥水耐久性 |
ゴアテックス | 50000- | 25000- | 20回以上 |
ディアプレックス | 20000-40000 | 15000 | 不明 |
ベルグテックEX | 30000- | 16000 | 100回以上 |
ブリーズドライテック | 25000 | 15000 | 20回以上 |
ドライテック | 20000 | 15000 | 20回以上 |
スーパーハイドロブリーズ | 20000 | 15000 | 20回以上 |
オムニテック | 20000 | 10000 | 不明 |
表にしてみるとゴアテックスの性能が際立ちますが、その他の素材でも釣り用のレインウェアとしては十分な性能を有しているといえるでしょう。
レインウェアといえばゴアテックスだが
上の表でも分かるとおり、ゴアテックスはレインウェア素材として抜群の性能を有している反面、値段も他のレインウェアより一、二段階高くなっています。
年に数回しか着用しないレインウェアにそんなにお金はかけられないという方は他メーカーのコストパフォーマンスの高いレインウェアを購入してみてそれでも満足いく性能が得られなかった場合にゴアテックス素材を試すと良いでしょう。
MIZUNO ベルグテックEXストームセイバーⅥレインスーツ
1万円台中盤の価格ながら耐水圧30000mm以上、透湿度:16000g/m^2/24hとゴアテックス素材にもひけをとらないコストパフォーマンス抜群のレインウェア。
数値的な性能がすばらしいだけでなく、レインウェアとして色々な場面での使用を考慮したデザイン設計がなされている。
袖部分は立体的なデザインが採用されているので激しい動きにも対応している為、登山だけでなくルアーフィッシングにも使いやすい。
モンベル ドライテックレインウェア
防水透湿性素材のドライテックを採用したレインウェア。
日本のメーカーだけあって日本人の体形にあったサイズのレインウェアで着心地が良い。
ポケットの内側がメッシュになっているのでポケットを開けることでウェア内の換気をいち早く行うことが出来る。
上下セットで価格も安く最初のレインウェアとしておすすめ。
モンベル レインダンサージャケット
ゴアテックス素材の中でも耐久性の高いゴアテックス@ファブリクス3レイヤーを採用しながらリーズナブルな価格を実現したレインウェア。
カラー展開がカラフルでおしゃれさと釣りなどで万が一落水した時などの視認性も兼備している。
ゴアテックスの性能を体感してみたい方へおすすめのモデル。
シマノ GORE-TEX ベーシックスーツ RA-017P
軽量化に用いられるゴアテックス@パックライト2.5レイヤーを採用し、釣り時の腕の動きを考慮した立体裁断のアップスウィングパターンを採用したことで操作性が求められる場面でも釣りがしやすい。
また、コーティングを施したファスナーを採用することで波や雨からの防水性能を高めており、釣りの事を考えたレインウェアになっている。
番外編
モンベル アクアテクト リストバンド
どれだけ防水性の高いレインウェアを着ていても袖口からの水の浸入というのはなかなか防ぎにくいものです。
各メーカーも袖口部分に様々なパーツを取り付けていることからも苦労していることが伺えます。
そんな手ごわい水の浸入をシャットアウトしてくれるのがモンベルから出ているアクアテクト リストバンドです。
ネオプレン生地を用い縫い目のない特殊製法で作られたリストバンドで袖口の上からでもフィットさせることが出来るので、水の浸入を防げます。