PENN SLAMMER Ⅲ (ペン スラマー3)を購入したので開封レビュー
みなさんこんにちは釣りダネです。
PENNのリールって使ったことありますか?
そもそも日本の釣具屋さんでPENNを取り扱っているところってあまり無いのでPENNっていうメーカーすら知らない人もいるかもしれませんね。
ということでPENNの歴史から今回購入したスラマー3まで紹介していきたいと思います。
- PENNの歴史
- スラマー3とは?
- スラマー3の国内販売スペック一覧
- 実際に開封して重量を計測してみた
- ラインローラーにベアリングが入っているのか確認してみた
- 海外製リールの気になる巻心地は?
- 番手別の対象魚
PENNの歴史
”PENNから引用”
PENNはOtto Henzeが1932年に設立した釣り具メーカーです。
1936年には両軸リールであるセネターを発表、セネターシリーズはモデルチェンジを繰り返しながら今でも世界中のビッグソルトウォーターフィッシングを支えています。
しかし、1948年にOtto Henzeが急死。
その妻のMarthaがPENNの社長に就任し、後を引き継ぎました。
その後もPENNは成長を続け、1961年にはPENNを代表するスピニングリールであるスピンフィッシャーが誕生します。
PENNのリールは世界中のソルトウォーターアングラーに愛され続け、2004年には1400以上のIGFAレコードがPENNのリールによって申請されています。
スラマー3とは?
"PENNから引用"
スラマー3は海外では2016年にリリースされ2016ICASTアワードを受賞したスピニングリールです。
このリールは今までPENNリールよりも防水性能を重視したリールになっており、防水性能はIPX6です。
IPX6は「あらゆる方向からの強い噴流水による有害な影響がない」と定義されており、高い防水性能を有しています。
スラマーは日本語で「刑務所」という意味ですからその防水性能を名前で表現したかったのでしょう。
日本国内では2018年4月にピュアフィッシングジャパンから発売されました。
主な製品の特性は以下に載せておきます。
製品特性
フルメタルボディ、サイドプレート、ローター
IPX6 シールドボディ-&スプールデザイン
シールドスラマードラグシステム
7シールドステンレスボールベアリング
インスタントアンチリバース
バックアップラチェット
ラインキャパシティリング
スーパーラインスプール
スペアーハンドル(ラウンドノブ)付属 :HSモデル
EVAハンドルノブ付属:HSモデル以外
スラマー3の国内販売スペック一覧
それではスペックを見ていきましょう。
スラマー3は3500~9500まであるのですが日本国内では5500~8500までしか取扱いがありません。
スラマー3とシマノのステラSWのスペック表から5500から8500までの番手について比較してみましょう。
スラマー3 スペック表
製品名 | 自重(g) | ギア比 | 最大ドラグ力 | 最大ライン巻き取り長(cm/ハンドル1回転) | ボール/ローラーベアリング | ラインキャパシティ(m) PE |
スラマー III 5500 | 642 | 5.6 | 18 | 98 | 7/1 | 3-300 |
スラマー III 6500 | 715 | 5.6 | 18 | 106 | 7/1 | 4-300 |
スラマー III 6500HS | 728 | 6.2 | 18 | 121 | 7/1 | 5-300 |
スラマー III 8500 | 881 | 4.7 | 23 | 107 | 7/1 | 8-300 |
スラマー III 8500HS | 894 | 5.3 | 23 | 126 | 7/1 | 8-350 |
ステラ SW スペック表
品番 |
ギア比 | 実用ドラグ力 | 自重(g) | PE糸巻量(号-m) | 最大巻上長 | ベアリング数 |
最大ドラグ力 | (cm/ハンドル1回転) | S A-RB/ローラー | ||||
(kg) | ||||||
6000XG | 6.2 | 10 | 440 | 3-300 | 112 | 14/1 |
13 | ||||||
8000HG | 5.6 | 20 | 675 | 4-300 | 107 | 14/1 |
28 | ||||||
10000PG | 4.9 | 18 | 685 | 5-300 | 102 | 14/1 |
25 | ||||||
18000HG | 5.7 | 17 | 875 | 8-300 | 129 | 14/1 |
25 | ||||||
20000PG | 4.4 | 17 | 885 | 8-350 | 104 | 14/1 |
25 |
スペック表では
スラマー3 5500 ⇔ ステラSW 6000番
スラマー3 6500 ⇔ ステラSW 8000番
スラマー3 6500HS ⇔ ステラSW 10000番
スラマー3 8500 ⇔ ステラSW 18000番
スラマー3 8500HS ⇔ ステラSW 20000番
と同等のラインキャパシティです。
スラマー3のノーマルギアモデルとハイギアモデルではラインキャパシティが異なるので注意しましょう。
スラマー3の5500では100g以上の重量差がありますが、6500、6500HSでは約40g、8500、8500HSでは約10g程度で番手が大きくなるにつれて重量差は無くなるようです。
ボールベアリングの数は7+1の8個入りで日本国内では2万円台で購入できるリールと同じかちょっと多めでなかなかのスペックです。
実際に開封して重量を計測してみた
私が購入したのは6500HS(PE5号300m)です。
開封して感じたことは相変わらずデカいですね。国内のリールと比べると縦に長いです。
スラマー3だけでなくPENNのリールはダイワやシマノのリールと比較するとリールフットからスプールリングまでの距離が遠いので手が小さい人は指が届かなかったりするので注意しましょう。
私は届きませんが気にせず使いますけどね。
続いてハンドルですがハンドルは2本入っていますがラウンド型のノブはかなり重いです!
普段使うならラグビーボール型のノブが良いかもしれませんね。
計測してみたところ89gと177gでした。
リールの重量を計測してみました。
ラグビーボール型ノブをつけて計測すると694gでした。
スペック表では715gでしたから約20g軽いですね。
ラインローラーにベアリングが入っているのか確認してみた
スラマー3は2017年にラインローラーにベアリングが入るとのアナウンスがありました。
私がスラマー3を購入した理由の一つがこれでした。
つい最近購入したのでベアリングが入っていると思うのですが一応本当にベアリングが入っているのか確認のために分解してみました。
本当に入っていました!!
寸法も外径9mm、内径5mm、厚さ3mmでどこでも入手できるシール型のボールベアリングです!
これでラインローラーの調子が悪くなってもいつでもベアリング取り寄せて交換できますね。
ミネベアのボールベアリングは安いのでリールのチューニングに使ってる人も多いです。スチール製もありますがステンレス製が錆びにくくてよいでしょう。
リールのチューニングで有名なヘッジホッグスタジオにもボールベアリングが打ってます。防錆性能の高いHRCBシリーズが良いと思います。
海外製リールの気になる巻心地は?
PENNのリールと言えば巻心地はお世辞にも良いとは言えないリールであるという印象がありますがスラマー3は今までのリールと比べてかなり巻心地が改善されてます。
高速に回転させたときはシャラシャラした感じが気になりますが低速回転時は中級国産リール並に改善されてますね。
コンフリクトも所有していますがギアのゴツゴツしたノイズが気になっていたんですがこちらはゴツゴツした感触は皆無です。
元々塗られているグリスを取り除いてグリスを塗り直して巻心地の変化を確認して今後また記事にしたいと思います。
番手別の対象魚
スラマー3 5500
ブリや5kg位のヒラマサだったら5500で良いのではないのでしょうか。
スラマー3 6500
10kgオーバーのヒラマサを視野に入れるなら6500位は欲しいですね。
スラマー3 6500HS
糸ふけを処理しやすいハイギアモデルはプラッギングにおすすめです。
5号300m巻けるのでショアからの大抵の魚はこれで大丈夫でしょう。
スラマー3 8500、スラマー3 8500HS
ショアからだとGTなどの超大型魚向けです。
スラマー3の分解もしてみましたので購入検討される方はご覧ください。